不思議少女/少年考

世の不思議少女/少年は大きく二つに分かれる。
偽物と本物である。
後天的なものと先天的なものという言い換えもできる。

何をもって偽物・本物と断じるかといえばこれは簡単で、本物の人は考え方感じ方ものの見方など色々なものが生まれつきちょっと/あるいは大幅に違う人たちだ。もしかしたら宇宙人が地球人類の妊婦の腹に託卵したのでは?と思える程その違いが強烈な場合もある。当然そういった人たちはマイノリティとしての運命を背負い、生まれ故郷にいてもどこか遠い異邦に身を置いているような感覚を味わうことになる。生まれついての異邦人だ。

偽物はそういった人たちの一風変わった所作や言動を「表面的に」真似をしている人たちだ。
多分邪気眼とかとも関連がある。
思春期のちょっとした過ちというやつだ。

偽物がなぜそんなことをするのかといえばやはり他のひとと自分は違うのだという選民意識を満足させるためと思われる。
本物の人たちは自分たちがそうであるために大変な苦労をしておそらく生涯収支であればそのために辛い思いや損害を蒙ることの方が多いと思われる。偽物の人たちは人の目を集めて自分だけ特別であるという思いをしようなどの計算があると思われる。

私は元々不思議少女/少年と呼ばれるものがいけ好かなかったのだが、上記のことに気がついて以来、私が嫌っていたのは偽物の方であることが分かった。
ちなみにこの偽物の方と同じ理由で似非霊感少女をやっている輩もいる。あなたの周囲にいませんか?そんな女。

真贋の基準ははっきりしているとはいえ、実際に判定するには中〜長期的な観察が必要。