女→男 男→女にしてみ

女の子に好かれるための基本原則というブログ記事があって読んでみたんだけど、書いてあることはいちいちもっともでそのとおり。その通りにやれば確かに女の子に好かれるというか、自分に好感を持ってもらえる方向で永続的なつきあいが出来ること請け合いな心得が延々とかいてあります。


でもね、この基本原則とやら、文章中の「女」を「男」に、「男」を「女」にしてみ?
はいっ、女の子のための男に好かれる基本原則の出来上がり〜。


あるいは男女の枠をとっぱらって考えてみると?
はいっ、ビジネスパーソンが使える営業向けの会話術(処世術)指南書の出来上がり〜。


ようするにここに書かれていることは人が相手の付き合いにおいて心得て置くべきことであって、ことさらに「男のための、女の子に好かれるための…」とか言わなくていいんです。言ってもいいけどさ。


ではなぜ女の子に好かれるための…などと冠されているのかというと、やっぱり世の中に狂おしく女の子を求める殿方が多いからなのだろうね。少なくともこの記事を書いた方はそうなのでしょうし。


別に異性に接するように同性にも接しましょうという訳ではないです。
が、あたかも好きな子に接するように「細やかな心配りで」同性の友達にも、あるいは仕事の相手や取引先にも接すれば、きっと女の子に好かれるだけにとどまらない、友達が多くて仕事も出来る人間になれますよ。
だって相手はあなたからそんな風に「敬意を持った」接し方をされたら、嬉しいですから。


「対女性マニュアル」みたいな考え方をしなくてもいいところで、そういう扱いになっているのがなんだかなーと思うのです。
女性相手にだけ有効な対人関係マニュアルとは限らない内容のことを、あたかも「女性に限って有効」みたいな言いぶりで言わなくていい。
君らだってそうされたら嬉しいでしょう?。
それをわざわざ女性はこうだみたいな言い方する必要はない。言ってもいいけどさ。